インフォメーション
『PAUSE』 竹永省吾展 1/4〜1/14
【 PAUSE 】
ーー 竹永省吾 展 ーー
写真、映像、インスタレーション...etc
Title. 【 PAUSE 】
即興、ノイズミュージックのアーティストでもある竹永省吾氏が、CDJの一時停止音(ポーズ音)で演奏していることからインスピレーションを受けたことが由来。
彼の地元である大牟田の日常の風景を撮ったものをベースに切り取りコラージュしたスチレンボード使用の立体作品や、写真をハンドローストコーヒーの焙煎時のチャフを利用したオリジナル額装の作品も展示。
〈松下愛さんと針尾昴志さんの絵画を額装した作品も展示予定〉
インスタレーションを取り入れた、プロジェクターやターンテーブル・鏡や扇風機など身近な物を使った人力メディアアートの様なイメージでの音と光の面白い空間を表現する。
今回に作品展にあたり、音の反復/拍子の違和感/偶然性、光の発色/残像/伸縮性、アナログ/デジタルの特徴の面白さ、その過程が多様な反応に繋がることも興味深く捉えている中で、地震、水害、感染症、政治、戦争といった自然や社会の変化を感じることが増え、写真や映像も最小単位と密接に関わっていると感じながらの作品制作に取り掛かった。
:: Profile ::
竹永省吾
@fuj0115
https://www.instagram.com/fuj0115?igsh=YTQwZjQ0NmI0OA==
1978年 福岡県大牟田生まれ。
1999年 CDJを使用した独自の演奏によるライブ活動を開始する。(電子卓上音楽団、電子たくあん、ミドリ電卓じった、IDMなどのユニット)
2007年 「*大牟田ふじ」の運営を開始し、国内外のアーティストと交流する。
(「*大牟田ふじ」の過去に公演したアーティストは200名以上。全国のアンダーグラウンドなアーティストから地元のバンドなど様々なLiveやイベントが行われている)
2017年 アジアンミーティングフェスティバルの福岡公演に出演。
2019年 ベトナム/ハノイで開催されたDao Xuan Festivalに出演。
2020年 コロナ禍の中、写真を撮り始める。
2021年 熊本市「tukimi」/福岡市「IAF SHOP」にて個展を開催。
2022年 ハンドローストコーヒーを始め、焙煎時に出るチャフを使ったオリジナル額を試作する。
2023年 長崎市「アラタバ」で個展を開催。
現在、PA、レコーディング、撮影、動画制作、イベント企画、カフェ/バーの営業、オリジナル額のオーダーメイドなどを生業としている。
今回のBEMでの個展では全日程で在廊(17時〜)予定。
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インダストリアルシティで、ある意味退廃的な街でもある大牟田の地に生まれ育った竹永氏と私が出会ったのは20年程前。
その頃既に若くしてノイズを地元で表現し始め、ジワジワとその独特な才覚を表してきた彼ですが、恐らくかなりのアンダーグラウンドなアーティストと接してきた独自の感性を今後どのように表現されていくのかと、私自身とても楽しみにしているアーティストの一人です。
見た目は物腰の柔らかい優しい雰囲気から想像し難い、根底にある破壊的で前衛的な部分が見え隠れする本人と、ぜひ会話しながら作品に触れていただきたいと思います。
「大牟田ふじ」について
全国的にも稀にしかない70年近く前に創業の昭和の元キャバレー「大牟田ふじ」。(現在イベントスペース)
天井も高く、炭鉱廃坑前後から当時のまま残された空間は懐古な雰囲気だけでなく、江上計太氏の巨大な現代アート作品を掲げた異空間でもあり、こぞってアーティストが好んでLiveなど利用、もしくは観客としてわざわざ足を運びたくなるスペースとして、全国のアンダーグラウンドなアーティストから地元のバンドなど様々なLiveやイベントで活用されている大牟田の至宝的存在。